第101章 チャリティーオークション

有岡里穂は立ち上がると、慣れた手つきで彼の手から皿を受け取った。

「それと、チャリティーオークションの件だけど……おじいちゃんが、阿部家の人間は全員参加するって。あの場で毒を盛った犯人を炙り出したいんだって」

それを聞いた阿部蓮太郎は眉間に深い皺を刻み、声を落とす。

「やめろ。調べるなら俺が人を動かす。お前が犯人と正面からぶつかるのは危ない。おじいちゃんの話、受けるな」

「参加者は多いし、会場にいればそう簡単に手は出されないよ。それに、こういう機会に犯人を見つけられるなら、そのほうがいいでしょ?」

有岡里穂は皿をテーブルに置き、淡々と言った。

阿部蓮太郎が口を開きかけた、その先を...

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